第2回「60歳からの囲碁上達法」
- 2019年09月15日第2回「60歳からの囲碁上達法」
・実戦対局と学習の割合
上達には、学習が欠かせません。
学習は、対局以外に行われる事を指す場合が多いですが、
実際は、対局中に上達へのヒントはたくさんあります。
例えば、「強く応じる」。「弱気が出てしまう」
どちらがいいかは一概には言えませんが、強気に出る方がプラスに
作用する事がおおいでしょう。
特に置き碁では、棋力差があり、その実力差に自分の固定観念が加わり、
相手の打つ手に困惑しがちです。
上達に欠かせないのは、「棋理に叶う」か、どうかの判断力です。
実戦対局中は、様々な経験値がプラスに作用したり、マイナスに作用したりします。
プラスに作用するのは、「冷静に対処」できている。と自覚する時です。
マイナスに作用するのは「落着きがなくなる」時は、指す手がぎくしゃくしがちです。
棋力の差は、これらの打つ手の精度の高さとも言えます。
精度が上がるとは、「冷静に打つ」姿勢が可能にさせます。
このように実戦は、上達に欠かせません。
ただ並べ直しができませんから、手順の確認は、できません。
助言もできません。棋譜の再現もその場では、殆どできないでしょう。
このように実戦でできない事を学習に回せば、上達法も効率的になりそうです。