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2011年12月25日
「優しさと思いやり」 マザー通信
○異なる感情
異性の関係で、人気アンケートをとりますと、常に上位にくることに、「優しい人」になることが多いでしょう。
優しい人の意味を考えてみますと、
「私だけに優しくしてほしい」他の異性に関心を持ってほしくない。
「私だけを大事にしてほしい」という感情が支配します。
これはもっともな事のように思えますが、身勝手さも常に付きまとう感情です。
友情とは異質な世界での出来事になります。
一方「思いやり」には、特定の対象へのこだわりがありません。
誰にでも「親切にする」動物や植物、隣人、クラスメート、職場の人、偶然出会う人・・・
相手を選ばない時に行われる善行為が「思いやり」になります。
「優しさ」は、特定の人へと限定される特別な感情とも表現できます。
これはこれで、異性間のトラブルを防ぐ役割を果たしていますから、
必要な強い感情になります。
「思いやり」は、限定しない無限の広がりを持つ感情です。
この感情を育てられる事をお薦め致します。
心の成長は、広がりの中から生まれます。
自然には育つことはありません。
意識的に努力をして育てていくのです。
勤勉な農夫が、手塩にかけて農作物をそだてるように・・・
人の一生は短い。明日天災や事故に遭い終わるかもしれません。
ですから、今この瞬間から、思いやりの感情を育てながら実行され、そして習慣にしていってください。人生を真に豊かにする人は、「親切を習慣」にする人に圧倒的に多いのです。
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