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マザー通信

「苦楽の転倒を変える」      ライフスタイル
2013年01月25日
「苦楽の勘違い」        マザー通信
○結果だけを見ない

私たちの人生は、苦しいことや悩みが日々溢れます。
苦しいのは、世界がそうであるのでやむおえない状況です。
無理に苦を変えようとはせずに、適応するのが賢明な生き方です。
どのようにすればそのような生き方ができるのでしょうか?
それは、苦楽の勘違いをなくすことから始めればいいでしょう。
世間や人間は結果を期待しますが、原因部分は二の次になるのが私たちの思考法です。
会社でも、出ている貴方の結果しかみようとしません。
たとえそのことに反論しようにも自分には、どのように反論していいかわかりません。

さて発想法を変えてみましょう、たとえば受験勉強に励む方の場合を例にとりますと、
勉強をするときには、受験勉強の目標を忘れることです。
視点を変え「進歩に喜びを感じる」を念頭に置きますと、学習力の向上と、自分の生き方が理性的になっていき、そうすることによって心の成長が起こります。

受験は選別です。合格したり、不合格になったりして、能力測定をすることです。それは競争を促し優勝劣敗を導きだします。勝った人は喜び、負けた人は落ち込みます。
負けた人は、誰でも悔しさに心を汚してしまいます。
これは私たち自身が罠にはまっているために起こる不幸な状態なのです。
この罠から脱け出すことが必要です。

たとえば、目標の設定を「国立大学合格」に置きますが、それは仮の姿と知ることです。
実際に生きる為に役立つことなら、大学の資格はさほど重要ではなく、何を身につけるかのほうがよほど重要です。
大学に合格してから空しくなる人は、合格の喜びは一瞬で終わり、入学後は延々と続く
役立つかどうかわからない知識を詰め込む矛盾に悩むことです。
つまり大学が何かを教えてくれると、勘違いしていることによる不幸を背負うのです。

私たちに、今の瞬間の充実感を得るのは、学習に集中し、その問題を解決する能力を養うことです。
本末を理解すれば、転倒はしません。
本末とは「心の成長に繋がる」つまり、成長する喜びを知ることに繋がる行為です。
それこそ幸福へと至る道筋なのです。

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