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- 「苦しさを受け入れる」 マザー通信
2008年11月20日
「人生は苦しみが多い」 マザー通信
○一切皆空
仏教は暗い面から人生を見ます。
生苦、老苦、病苦、死苦と人生を見ています。
人生は暗い出来事と、幸運な出来事が織り交ざりながらやってくるのが普通です。
苦の人生から抜け出す方法が必要です。
ギリシャ神話に、恐ろしい刑罰があります。
死なない肉体を持った犯罪者に、この刑罰が際限なく行われます。
刑罰を与え、苦痛を持った肉体は、悲鳴を上げます。
その刑罰を延々と続けていく拷問刑です。
永遠の生命を得ることは、自然な感情の希望です。
この希望に落とし穴がある。と仏教では見ています。
四苦八苦の現世を、永遠の生命を持つということは、先ほどの刑罰と、同じではないかと考えるわけです。
この苦しみを抜け出す方法を、解脱といいます。
私たちも解脱へと、人生の目的を変更するのも、一つの指針といえるようです。
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