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2008年12月10日
「戦いと平安」 マザー通信
○ 戦いの原因が作られる
心は、マグマの塊、感情と少しの理性が交じり合い、地球の核心を回りながら、
時には、表面に噴出し火山活動を起しています。
物質の世界同様に、精神世界でもマグマに似た活動が、主に怒りをエネルギーとして起こります。
「怒りは毒」、少々の怒りは刺激剤でいいではないかと誤解されます。
怒りは猛毒と表現すれば、その危険性が理解できるのでしょうか?
ダイオキシン、海蛇、コブラの毒、は私達の生命に入り死をもたらします。
精神世界においても、毒類は存在します。
憎しみ、恨み、嫉妬、・・・これらの毒から遠ざかる必要があります。
「毒から抜け出す方法」を真剣に考えなければなりません。
徳川家康は、「怒りは毒、堪忍こそ肝心、人生は重き荷物を背負い坂道を登る如し・・・」
と遺訓を示しました。
怒りを抑えるには、感情の爆発を未然に防ぐ忍耐を重視したのです。
さて、私達が賢明にも「怒りから離れる」ことに成功したなら、人生はどのように変わるのでしょうか?
人生に平安が訪れます。
私達の心は、刺激を求め続け動き回り、人生を終えます。
見たい、聞きたい、触れたい、味わいたい、匂いをかぐ・・・
知りたい作用が心の働きです。
心は、それ自体が知る刺激を求めて、欲望に翻弄されます。
幸福を知る機会は、刺激に害され、無知のママ、時間だけが虚しく過ぎていきます。
刺激を求めすぎることからは、幸福はやってきません。
少しだけで、満ち足りる人こそ、賢人と言えます。
少しだけ=必要最小限で不足を感じない人こそ、感覚の世界の奴隷状態から解放されたといえるのでしょう。
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