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- 「苦悩からの脱出」 マザー通信
2009年02月10日
「苦悩の世界から脱出」 マザー通信
○ 永遠の生命は?
秦の時代にやってきた徐福伝説は、日本中いたるところで、その痕跡は残されています。
徐福は、秦の始皇帝・政の命を受け、不老長寿の妙薬を探しにきたと言われています。
不老長寿の薬は見つからず、始皇帝は巨大な陵墓へと去っていきました。
人間はどうゆうわけか、「自分だけは死なない」と思い込む癖が、身についているようです。
仏陀は、「世界は苦」である。という真理を発見されました。
その中で、四苦八苦が有名です。
・生まれる、生きる苦しみがある
・老いる苦しみがある=若さを保つのは不可能
・病気になる苦しみ=死へと必ず到る病を背負っている
・死ぬ苦しみ=いかなる命も肉体的に死を迎える
八苦
・五蘊盛苦、感覚が盛んで、それによって欲望が刺激を受けることによって苦しむ
・求不得苦、求めるものが得ることができない苦しみ=願いが叶わない苦しみ
・愛別離苦=愛する家族や恋人等と、必ず別れなければならない苦しみ
・怨憎会苦=嫌味な人、嫌いな人と付き合わなければならない苦しみ
苦の真理=苦諦が真理のはじめにあると、仏陀は説かれました。
死の苦しみから逃れたいために、秦の始皇帝のように永遠の命を求めようともします。
生きることがもしも苦でないならば、この選択は正しいといえます。
仏陀は、生きることも苦である。と説かれました。
死ぬ苦しみから脱出する方法は、永遠の生命を手に入れることではないのでしょう。
輪廻転生は苦のサイクル、この永劫のサイクルから抜け出しませんか?
と提案されている。死んでも再生するのが輪廻、生まれるのも苦悩、死ぬのは一番嫌なこと・・・
苦しみのサイクルから抜け出す方法があり、それを「解脱」と教えられました。
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