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2010年12月25日
「見つかる幸福論」 マザー通信
○ 山のかなたに
○ 現実論
山の彼方に空遠く幸い住むと人のいう・・・
美しい幸せの詩は、現在の不幸から逃れたい時に詠まれたのでしょうか?
苦しい状態の時に、幸福を感じるのは無理があります。
幸福の特性は、一瞬間しか味わえないような面もあります。
ここを離れての幸福論は、現実の幸福に該当する回答を用意しています。
・お金に困らない
・競技で優勝する
・国から勲章を授与される
・健康に長生きする
・家族皆が温かく健やかに暮らせる
現実的な幸福の追求が、私たちにできる最良のもののようです。
さて、現実の幸福が無理な状況の人も多くいます。
その場合は現実から逃れ、理想や夢に救いを見出そうとします。
残念な事に夢は、私たちに具体的なものを与えてはくれません。
その代わりに、「希望」を持たせてくれます。
現実の幸福や希望は、やがて壊れます。
普通の智慧では、幸福論は成り立ちません。
真の幸福には、希望を必要としません。
お金や健康という条件も必要とはしていません。
必要なのは、「明るく清らか」な心で生き、死んでいくことに他なりません。
それ以外の幸福論は、全て苦しみ虚しい世界を、さ迷い続ける方法になります。
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