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2011年05月25日
「心を浄化する」 マザー通信
○ 怒りと欲を制御する
心に汚れを齎す原因、欲と怒りの性質を知ることにしましょう。
どちらも、小さな切掛けで、爆発的に増殖するウイルスに性格が似ています。
この毒性を消し去る、予防策を持つ必要があります。
欲望の性質は端的に表現しますと、「私が好きな」色彩、味覚、感触、音色、香り、
が出てきますと出現します。それだけでは、問題は起こりません。
そこで、もっと、もっととなり始めるとき、制限を破り爆発的に増殖します。
これによって私達は、完全に欲望の支配化にはいってしまいます。
怒りは、欲よりも毒性が強い作用を齎します。
「私が嫌い」が、そのキーワードになります。
このイメージが意識に定着しますと、ウイルスの種が発芽し始めます。
その威力は短時間で、憎しみへと育ち、その対象を破壊したい衝動へと発展します。
個人間の喧嘩や、戦争等へと至るイメージを考えれば分かり易いでしょう。
どちらも私達を幸福へと導く作用はなく、害のみとなります。
そこで、この二つの心の作用を消去する方法が必要になります。
その最も有力な方法が、その状態から去ることです。
その際に「私が好き・・・もっと欲しい」に気づくことです。
「私が嫌い・・・大嫌い・・・破壊したい」に気づくことです。
できるだけ初期の状態で、この2種の強力な毒を除去する必要があります。
毒は身体に混入した時間によって影響力が変わります。
できるだけ早い時機に、「気づき」のワクチンを接種しなければ命取りになります。
もう一つ決定的な方法があります。
それは、「心を清らかにする」を言葉や念(集中力)で心に注入することです。
これで、欲望と怒りの初期段階で毒性が消え去ります。
人間の幸福はこれによって実現します。
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