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2011年06月25日
「輪廻が終わる」 マザー通信
○終わることは可能?
私達はいつ発生したのでしょうか?
言い換えますと、「生命の始まり」はいつ頃のことなのでしょうか?
この回答は無限には、始まりと終わりが無いとなるでしょう。
つまり生命=心の始まりはいつとは特定できないのです。
終わりもありません。
輪廻の法則は、始まりと終わりがない繰り返しを未来永劫続けていきます。
ここで私達が希望する「幸福な世界」の存在の有無が問われます。
もしうまれただけで幸福なら、言い換えますと人間に生まれたことが幸福ならば、私達は天国や極楽を望む必要が無く、この世こそ天国と心底満足いくことでしょう。
しかし実際は、私達には何か不満を抱えながら生きているのが、実情ではないでしょうか?
それは事実が苦しか存在しないことに由来しています。
どこを探してもこの世に苦以外の楽は存在しません。
私達のできることは、苦しか存在しない中で、唯一許されている選択をするのみです。
衆善奉行、諸悪マクサ=良いことを行い、悪いことをしない。
この行為が、生きることを超越する実践の道で、賢者へと通じる道となります。
生命=心は、輪廻の無限の中で塵芥にまみれ、大変な苦労を背負い続けてきました。
それ故に、それを感覚する器官が鈍感になり、ついには無智へと転落しました。
好き&嫌いの感情の判断基準、心を汚す基準に生きることを支配され、苦の世界をさ迷い続けます。
この苦界を逃れる方法を釈迦は提案されました。
それが「解脱」です。
解脱とは、永遠の輪廻を終わらせることを指します。
二度と再びこの苦界へと再生しない方法です。
感情から自殺しても輪廻の罠は仕掛けられています。
ひどい世界が待ち受けています。輪廻の主役こそ、この私達の生命の根源を支える。心のエネルギーそのものといえるのでしょう。
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